ご当地連携学習会が盛会に終わりました。
在宅医療は、
①退院支援
②日常の療養生活
③救急の場面
④看取り
の4つの場面に分類されることを新潟県医師会在宅医療推進センターでコーディネーターをされている看護師の服部美加さんからご講義いただきました。
①の退院支援が在宅医療のスタートならば、地域住民が疾病をきっかけに、住まう地域から病院に入院し、医療スタッフの支援を踏まえて、退院時にケアマネジャーに支援のバトンが渡るときに、何が一番尊重されなければならないか?
この一点について燕弥彦地域医療介護センターで社会福祉士の資格をもつソーシャルワーカーの小林千恵子さんが、熱く説明してくれました。
グループワークでは、意思決定支援の重要性を白根大通病院 連携室室長 看護師長の若月美香さんから事例提供を受け、グループワーク司会進行を、新潟白根総合病院MSWの鈴木裕輔さんが素晴らしい進行をしてくれました。
病院に入院したときから始まる【入退院支援】、保健医療福祉のつながりを更に深め、地域住民の意思決定が十分に行われるシステムを関係する全員が参加して構築する必要性を確かめることが出来ました。
南区保健医療福祉のつながりを深める学習会 Part11開催です 第18回在宅医療推
~地域包括ケアシステムの構築・充実とは何をすることか~を在宅医療・介護連携推進事業は分解しつつ、繋いで考える機会を作りました。
医療介護連携はまず、どこの話をしているのかを理解してもらうために、4つの場面
・入退院支援 ・日常の療養支援 ・急変時の対応 ・看取りの説明
を行うために、県内のトップリーダー新潟県医師会の看護師コーディネーター服部美加さんステキなプレゼンをしていただきます。先進地の燕からは燕弥彦地域の実践を小林千恵子ソーシャルワーカーから、それを踏まえて新潟市で作成したハンドブックをステーション南で訪問看護ステーション所長補佐をしている畠中昌美看護師から説明してもらいます。
総合司会は、特別養護老人ホームで生活相談員をしている斉藤ソーシャルワーカーです。
さて、
医療・介護連携の医師は御柱です。しかし看護師やケアマネジャー、MSWも頑張っています。新潟県の医師数は極端に少ないからこそ、4つの場面で医師の負担を軽減したい。
新潟市南区の住民代表(民生委員)と考える地域支援の拡充は、ルール作成のコンセンサスを経て活躍できる在宅ケアチームビルディングに繋がります。
グループワークの司会進行は、トークとパフォーマンスピカイチ!の新潟白根総合病院の鈴木裕輔 医療ソーシャルワーカーです。
皆さんを退院支援ルール作りの妄想へ 鈴木裕輔医療ソーシャルワーカーが誘(いざな)います。
【開催日時】 令和元年8月31日(土)14:00~16:30 (受付開始13:30~)
【 会 場 】 サルナート吉運堂5階「万葉の間」
〒950-1475 新潟市南区戸頭1347-1
令和元年度 8/31開催 南区保健医療福祉のつながりを深める学習会のお知らせ
2019.02.10 生き方(逝き方)は自分で決める 大人の終活新作法が開催されます。
新潟市は以前から、救急医療の現場でも、元気なうちから「自分の人生をどう生きるか、活かすか、逝くのか」をタブー視しないで家族や親しい友人などで話し合うことを勧めています。
この度、金子稚子(わかこ)さんを講師にお招きし、南区保健医療福祉のつながりを深める会、新潟市在宅医療介護連携ステーション南、新潟市南部地区地域医療連絡会、新潟市で併催する運びとなりました。
本日から、コールセンターで受付が開始されました。
新潟市内だけでなく、ご興味のある方は奮ってご参加ください。 PDFファイルを表示
深める会学習会PERT9が盛会に終わりました。
多職種協働の学習会を積み重ねておりますが、民生委員の方々からのご指摘で、医療介護の専門職は「はっ」と気づくことが多く、余命幾ばくも無い肺の病気になったら、認知症になったら自分の居場所、過ごし方をどうしようという事例に対して、深く悩みました。
病院でインフォームドコンセントをしたとか、しないとか、一度決めましたよねとかいうのは、病院の理論であって、患者家族は、揺れて良い、一緒に悩んで良いと言う当たり前のことを、ともに共有できたことは、南区の財産だと感じました。
この気づきを与えて下さった新潟県医療ソーシャルワーカー協会 副会長 阿部葉子さん、本当にありがとうございました。
南区保健医療福祉のつながりを深める学習会 Part 9 のご案内
謹啓
時下ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、下記の要領でご当地連携研修会を企画しましたので案内申し上げます。
ご多用とは存じますが、是非ともご参集賜りますようお願い申し上げます。
【開催日時】 2018年9月1日(土)14:00~16:30
(受付開始13:30~)
【 会 場 】 サルナート吉運堂5階「万葉の間」『人生の最終段階における医療・ケアの在り方について』
~自分にとって最善の医療とは~
講師 新潟県医療ソーシャルワーカー協会副会長
在宅ケアクリニック川岸町 医療ソーシャルワーカー
阿部 葉子 さん
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南区保健医療福祉のつながりを深める会の学習会パート7盛会に終わりました
新潟県医師会副会長 吉沢浩志先生からの基調講演と、新潟大学大学院 菖蒲川先生からの特別講演は地域包括ケアの充実を現在、未来にまでかんがえる良き機会となりました。
グループワークでは、司会者の進行に「うるさいっ」って声が一部のファシリテータから飛び出すくらい活発なディスカッションが行われました。
菖蒲川先生からの特別講演は、南区で際立っていた認知症課題についての解決の糸口を、吉沢浩志先生の特別講演ではそれを「我が事 丸ごと」ととらえることの重要性を学ぶことが出来ました。
10年後、20年後にどのような南区になっていれば良いのか?を立ち止まって考えることが出来る、素晴らしい学習会になりました。
2017.09.02に学習会が開催されます。
さて、14回目の学習会ですが、“新潟市健康と暮らしの調査”で見えてきたもの~南区の課題見える化と解決へのヒント~と題して6つのキーワードから南区を掘り下げる予定です。
民生委員、生活支援コーディネーターをはじめとする、医療・保健・介護・児童・障がい・行政など様々な専門職がお互いの役割を理解することが重要であることはご承知の通りです。学習会で構成されたチームアプローチを展開しやすくすることは、誰もが住み慣れた南区で生活を継続できる『地域包括ケアの充実に欠かせないネットワーク構築』につながっていきます。
では別紙のとおり計画致しましたので、御案内させていただきます。PDFファイルを表示
南区民向け公開講座が白根学習館 ラスペックホールで盛会に終了しました
涙あり笑いありのあっというまの1時間半。
中村伸一先生、最高でした。
吉沢先生の地域包括ケア充実についてのお話、 田辺先生の南区実践も学びとなりました。
特に閉会の挨拶では、南区の診療所 水戸部クリニック院長で、新潟市医師会18班班長の水戸部彰彦先生から感動の話がありました。
今後は参加者も含めてソーシャルキャピタルとして、住みやすい町作りをしていくことが確認できた貴重な講演会でした。
南区民向け公開講座は2/5白根学習館 ラスペックホールで開催されます
在宅医療ネットワーク事務担当者会出席報告
深める会と南部地区連絡会から事務局が出席をしました
なんと、新潟市のネットワークは20を数えました。それぞれの地域実践の報告があり、明日から生かせるもの、盗んでしまいたい実践などたくさんありました。
深める会からは新潟白根総合病院の鈴木MSWが出席、南部地区在宅医療連絡会からは、白根大通病院の若月師長が出席しました。
南区がほかの7区と違う点が一点あります。それは、深める会も南部地区連絡会もリーダーが同一人物であることです。
その人物は新潟県医師会副会長の吉沢先生であることは、ご存じの通りです。これはなんといっても南区の宝です。
9/3開催 在宅医療推進のための多職種連携研修会が盛会に終わりました
今回は南区社協、加えて在宅医療介護連携ステーション南との共同開催となりました。
110名を超える参加者が、同一職種でグループに分かれて、地域包括ケアシステム構築に必要な予防について、顔を見合わせながら深く、深~く学びあいました。学習会、交流会ではいつものポーズ!で決めて、住みよいまち:南区を作っていこうと誓いをたてました。
南区保健医療福祉のつながりを深める学習会 Part4が開催されました
第10回 南区保健医療福祉のつながりを深める学習会Part3が開催されました!
多職種連携研修会in南区Part2に155名の参画がありました
二次医療圏の五泉市からも10数名のご参画をいただきました。厚く御礼申し上げます。
当会会長の吉澤浩志から開会の挨拶で研修会は始まりました。
新潟市認知症疾患医療センターの白根緑ヶ丘病院院長 佐野英孝さんから認知症連携の仕組みについてご講義いただきました。
後半戦は、連携力を高めるためにと題して、ワールドカフェスタイルでグループワークを開催しました。
サブテーマを2つ設定し、グループが入れ替わる度に、顔の見える関係が構築され、2025年地域包括ケアシステム構築に備えた 腹の探り合える関係の第一歩に繋がったと確信しております。
今後は、南区高齢者ケア会議と連動してPDCAサイクルにのせて、検証していきたいと考えています。
在宅医療推進における多職種連携研修会in南区(新潟市南区共催)
新潟県医師会 副会長の吉沢先生から、「認知症の方が住み慣れた場所で暮らす事が出来る南区」のテーマで講義をして頂き、白根やすらぎの里 千葉ケアマネジャーさんから認知症ケアの事例提供を受けました。
顔の見える関係から、地域の困りごとを共有して、それに私たちがどう取り組んでいくことが出来るか?2時間におよぶDiscussionは、見事なものでした。
ワールドカフェで”他花受粉” されたideaは、重層化して参加者全員の宝物になりました。
最後は、南区健康福祉課 課長の高橋さんの閉会挨拶で幕を閉じました。
ロコモティブシンドロームについて
南区でできる大腸癌治療
「認知症の方と要援護者を地域で支えて」 「地域にある生活の課題を社会資源につなげて」
民生委員の日頃の地域での活動の中から、認知症で徘徊がある方を地域でどう支えてきたかについて、事例をあげて報告いただいた。
報告からは、「サービスを利用していてもそれでは対応しきれないニーズがある」「地域に迷惑をかけられない、だから困っていても“声”をあげにくい住民意識」「支援する側の連携を阻む個人情報保護法」といった課題と、その中で民生委員が地域で奮闘する姿が浮き彫りとなった。
その後、社会福祉協議会におけるコミュニティソーシャルワークの取組みについて報告した。ケアマネからの相談により、認知症で、介護保険サービスを利用しながら独居生活を送る高齢者に対し、近隣住民による見守りボランティアをコーディネートし、さらにそれを自治会全体の活動として、自治会内に住む独居の高齢者を見守る事業へ広げていった実践事例を報告した。
ここでは、制度によるサービスの限界と、その隙間を埋める地域住民の活動、その活動を新たな社会資源として自治会という団体による事業に展開していく手法について、社会福祉協議会の取り組みを話させていただいた。
二つの報告から共通して課題としてあがったことは、「専門職の支援と地域住民による支援とをつなぐ存在が必要であること」「個人情報保護法のしばりがある中で、支援する側の横の連携をどうとっていけばよいか」「生活課題を抱えた方が地域で生活するための支援をするにあたり、支援する方とその方の住む地域との築いてきた関係性を切らない・切れている場合には再構築する支援が必要であること」などであった。
報告から提示された課題を念頭に、グループワークでは「同じような相談を受けたら、関わっている人たちでどうやったら相談を共有しあえるのか、どうしたら連携を取れるのか」をそれぞれの立場から「なにが出来るのか」「こういうことなら出来るかもしれない」という意見を出し合い、話し合ってもらった。
話し合いの中ではそれぞれの立場ごとに、『連携をとろう』『つなげよう』という気持ちはあるが、個人情報保護法などそれを阻むものや、反対に法がある中でも、ゆるやかな連携を保ちながら支援した事例なども明らかになった。
話し合いの最後には、連携を阻む壁は存在するが、「地域に住む困難を抱えた人を支える」という目標を共有し、支える側の人が顔をつなぎ、互いに学びあうことによって、相談しやすい関係を築くことが必要であるという認識を参加者で共有した。
学びあった「人」が集まって、「地域」をつくっていく…「人づくりが、地域づくり」になるのであり、この学習会を含め、多様な機会において顔を合わせて話し合い、お互いに相談できる関係を築いていく、その積み重ねが、専門職と地域が連携する地域の姿へ到達する一つの道であるということを確認しあって、学習会を終了した。
ターミナルケアに携わり考えたこと、気がついたこと
専門職それぞれの自己覚知(自分自身にどんな役割があるのかを分かること)が、がん末期の患者さんの援助、ターミナルケアには必要と考えた。故に医師・ケアマネジャー・MSWそれぞれから、自己分析しながら答えてもらった。
連携というキーワードで結んだ時、専門職3者を結びつけるものは何か、『活き活きと(携わる)出来る瞬間について』意見を求めた。
援助対象者が、がん末期の患者さんであることは言うまでもない。その方々に携わることを前提に、1人の働く援助者としてのモチベーションが何処にあるのかをそれぞれ確認していった。この問いかけは、“3専門職種には、共有する価値がある”ということを仮設として、意見をまとめていくことにした。
それぞれ、医師からソーシャルワーカーへ、ソーシャルワーカーからケアマネジャーへ、ケアマネジャーからサービス事業所へ、誰の何を繋げていくのかを、ひとつの事例を通して確認していった。
事例の中で患者の『自宅で生活したい』という生の声に対して、家族は『不安は大きい、しかし、皆さんに協力してもらえるならば最後は、自宅で一緒に過ごしたい』という声が導き出された。
患者の声と導かれた家族の声は、発する言葉が違う場合、同じ場合でも、内容が相違する場合がある。これらをバックアップして、安心感をもたらすものは医師の24時間バックアップ体制であることを確認した。
ターミナルケアという人生最後を迎える終末期の患者さんとその家族、慢性疾患の患者さんとその家族では、援助のスタイルに違いがあるのか無いのかを3者に聴いていった。また、援助される側、する側にある人間関係というか、援助する、される関係性は重要な意味を持つかどうかも聴いてみた。この問いかけは、病院から今まで生活していた地域に帰る時、大きな不安が生じるのではないかと推測されたためである。この不安を取り除くためには、援助する側される側の援助関係(人間関係)が、何か影響力を持つのではないかと考えた。
結論は、信頼関係の構築が重要というキーワードに行き着いた。
誰に寄り添い、支えるのか。グループワークに及んでは、南区住民ががん末期などの人生のターミナル期を迎える時、援助をしていく民生員、ケアマネジャー、医師、MSWなどが患者さんの何に重きを置いていくべきかを討議してもらった。討議の最後には、患者さんや家族の要望が、何から湧き出ているのか(これらをニーズと捉えて)をきちんとつかむために、がん末期という病名にとらわれないで、今までの患者さん自身の生き方や家族関係、に思いを馳せて行くことを確認して学習会を終了した。特別養護老人ホームでの看取り
特別養護老人ホーム「しなの園」(以下、特養)は平成9年4月に開設され、80名の定員です。利用者は特養に住所を移し、終の住処とします。平成23年11月までに230名の方が入院先で死亡、園内死亡、転所などで退園されました。
特養での医療提供は医療保険と介護保険の関係で給付調整され、配置医師自らが行う医療行為は診療報酬を算定できますが、特養スタッフの看護師が行う医療行為は算定できない仕組みになっていて、肺炎や尿路感染症で治療が必要となった時は入院が原則とされ、園内で治療する場合は配置医師の負担が大きくなる現状にあります。
平成12年に始まった介護保険制度は3年毎に介護報酬の改定が行われ、18年度改定で特養での「看取り介護加算」が創設されました。17年度まで園内53名、病院67名、自宅3名の看取りでしたが、特養での看取りに係る介護報酬上の評価がされ、看取り指針など体制を整えて積極的に取り組むことにし、18年以後園内93名、病院14名の看取りとなっています。
特養では利用開始時に利用者や家族に看取りを含めた医療提供体制を十分に説明しています。利用者の状態変化を適切・迅速に家族に報告し、必要に応じて家族の意思・希望を確認しますが、特養での看取りを行うには常日頃から家族との信頼関係を築いておくことが重要です。また、職員全員が看取り介護の方針を共通理解し、同じ姿勢で対応することも大切です。一旦同意を得たとしても、状態に応じて特養は柔軟に対応できること、いつでも希望をを変更できることも伝えています。
少子高齢多死社会になり、看取りの場の確保が喫緊の問題になります。多様な選択肢の一つとして特養での看取りが正当な評価を得られるよう社会保障体制の変革を望みます。